伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の菊地哲社長は、「(コロナ禍で自社の社員が)8%しか出社してなくても仕事が回ってしまった」ことに驚きを隠しません。リモートワークでは、新規顧客の獲得が難しいなどの課題がもちろんありますが、都心の一等地に社員全員分のオフィスを確保する必要があるのかどうか、素朴な疑問が浮かんでくるほどです。

 SCSKは、これまで顧客の強い要望を受けるかたちでSEを客先に常駐させていましたが、感染拡大を防ぐ観点から半数を在宅勤務に転換。それでも、問題なく「仕事を継続できている」(谷原徹社長)とのこと。狭い分室に、すし詰めになって開発・運用する意義を改めて考えさせられる出来事です。

 リモートワークの課題は存在するものの、従来の仕事のスタイルが本当に生産的で、低コストであるかどうか見直す機会になることは間違いなさそうです。(安藤章司)

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