【記者のひとこと】クラウドメールに注力へ

コラム

2020/04/08 10:00

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)が4月、自社の情報漏えい対策製品「GUARDIANWALL」シリーズのラインアップを整理・統合し、提供を開始しました。新ラインアップでは、「GUARDIANWALL Mailセキュリティ」と「GUARDIANWALL Webセキュリティ」の二つに大きく分け、新たにクラウド型メール情報漏えい対策サービス「GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド」をリリースしています。

 背景にあるのは、クラウド需要の増加。マイクロソフトの「Office 365」やグーグルの「G Suite」のメールサービスを利用する動きが加速していることです。キヤノンMJでは、この二つのサービスに対して機能を補完・連携するものとしてクラウド型のメール情報漏えい対策を投入。開発リソースも集中させて、シェア拡大を狙う考えです。(前田幸慧)

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