「今年は基幹系システムのクラウド化元年になる」というフレーズは、かなり長い期間、いろいろなところで耳にしたイメージがあります。正味3年くらいかけて、基幹系のクラウド化“元年”を消化したのではないでしょうか。

 さすがに2020年の現在では、そうしたフレーズを聞くことはなくなりました。SAP ERPの「2025年問題」や「2025年の崖」への課題意識もドライバーとなり、この数年、基幹システムの刷新は加速していますが、ITベンダーは顧客からほぼ必ずといっていいほど、クラウドの選択肢も提案するように求められる状況になりました。

 昨年後半からは、勘定系システムをパブリッククラウド上で動かすという決断をした事例も目立つようになってきました。クラウドサービスベンダー側も投資を拡大し、よりミッションクリティカルなワークロードに対応するための機能を着々と揃えています。今年のクラウド市場はさらに熱さを増しそうです。
(本多和幸)

【関連記事はこちら】
アマゾン ウェブ サービス ジャパン 2021年初頭に「大阪リージョン」を開設 ソニー銀が勘定系までクラウド利用拡大へ
米AWS、大阪に21年初頭スタンダードなAWSリージョンを開設
AWSジャパン、ソニー銀行がAWSの利用可能範囲を全業務に拡大へ
AWS re:Invent 2019 コンテナ+サーバーレスの選択肢を拡張 開発者目線のイノベーションを継続