企業取材担当の記者ならば、毎週1回以上は訪れる大手町。地下鉄の出入口や建物の位置はほとんど頭に入っているはずなのですが、21世紀に入ってからは、1960年代に建設されたビルの建て替えによる再開発がずっと続いており、記憶だけを頼りに歩いていると「あれっ、ここにあるはずのビルがない……」という混乱に陥ることも。

 2009年の新・経団連会館以降に竣工したものだけを数えても、10棟以上の高層ビルが新たに建ちました。しかも「大手町○○」という建物名が多いせいで、行き先を間違えることもしばしばです。来年にはようやく、東京駅西側の大規模プロジェクトが完了する見込みですが、その中で三井不動産らが開発している高さ200メートルのビルの正式名称が、今月「Otemachi One タワー」と発表されました。

 そして先週、デル日本法人とEMCジャパンが、そのOtemachi One タワーに揃って入居するというニュースが入ってきました。17年以降、法人格は二つでも「ワンカンパニー」を標榜してきた両社ですが、川崎と新宿に分かれていた本社オフィスがようやく統合され、物理的にも一つになる格好です。新オフィスの稼働は21年8月以降とまだ先ですが、訪問するのが今から楽しみです。(日高彰)

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