「20%還元!」「毎日コンビニで100円引き!」といったキャンペーン競争により、スマホ決済サービスの盛り上がりが続いています。非接触ICチップを利用した高度な決済サービス「おサイフケータイ」の登場から15年が経過した今になって、バーコードと同じ光学読み取り技術をベースにしたサービスがはやるというのは、どこかテクノロジーの歴史を逆戻りしているようにも思えます。

 しかし、こんな世界が訪れたのも、モバイル端末のカメラや、画像処理性能が飛躍的に向上したからこそ。同じような動きはいろいろな分野で起こっていて、従来流通業界では、自動認識と言えば「RFIDを商品や荷物に貼りつける」という発想が真っ先に挙がっていたところ、最近はカメラ画像の解析だけで、商品側に手を加えることなくさまざまな業務の自動化ができることが分かってきました。

 空港で入出国する際の自動化ゲートも、これまではあらかじめ指紋を登録しておき、指紋センサーに両手の指先を触れることで本人確認を行っていましたが、2017年から導入が始まった新システムでは、ゲートのカメラで撮影した顔画像での認証になりました。技術の進化に従って、次はどんなセンサーがカメラの目で置き換えられていくのでしょうか。(日高彰)

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