【上海発】2019年第2四半期(4~6月)の中国スマートフォン(スマホ)市場で、華為技術(ファーウェイ)の出荷量が3630万台となり、前年の同じ時期に比べて27%増えた。ほかのベンダーの出荷量は軒並み前年を下回り、ファーウェイの一人勝ち状態になった。調査会社のIDCが8月6日に発表した報告で明らかになった。

IDC中国が発表した中国スマホ市場の出荷量(同社のウェブサイトより)

 報告によると、19年第2四半期のファーウェイのシェアは37%で首位だった。2位以下には、vivo(出荷量は1830万台、シェアは18.7%)、OPPO(同1820万台、同18.6%)、小米(同1170万台、同11.9%)と中国勢が並び、5位に米アップル(同660万台、同6.7%)がつけた。

 出荷量は、ファーウェイが前年を上回った一方、vivoが8.2%減、OPPOが13.9%減、小米が19.3%減、アップルが6.2%減となった。IDC中国は、「ファーウェイは5月下旬から、海外市場でトラブルがあったが、ブランドの優位性を使って国内市場に注力し、販売チャネルを強化した結果、国内市場の影響力は持続的に向上している」とみている。

 IDC中国の王希研究マネージャーは、「出荷量の観点からみると、全体の市場は予想よりもややいい状況だ。しかし、ユーザーが端末を買い替える周期は、まだ短縮されていない。上半期とこれからの市場がよくなるかどうかは、在庫と販売の流れにかかっている」と分析している。(上海支局 齋藤秀平)