Pyrenee(ピレニー)は、運転ミスによる事故削減に向けて開発中のAIドライバーアシスタント「Pyrenee Drive(ピレニードライブ)」の量産に向け、総合電機メーカーのシャープと5月にハードウェアの量産に関する支援協定を締結したと発表した。発売は来年度を目標としている。

運転をサポートするAIを搭載した「Pyrenee Drive」

 Pyrenee Driveは、道路上をモニターするステレオカメラ、ドライバーの顔認証を行うインカメラ、リアルタイムでAI計算を実行するGPUチップ、タッチパネル、液晶ディスプレイ、LTE通信モジュールを搭載したデバイス。自動車に後付けで装着する。
 
フロント部分に設置する

 カメラでとらえた映像をAIが分析し、物体認識と危険予測を実行。事故の可能性を感知した場合には、すばやく音声とポップアップでドライバーに危険が迫っていることを知らせ、事故の回避をアシストする。あわせて、独自の音声アシスタントやドライブレコーダー機能を搭載し、ナビゲーション、音楽再生、通話なども行うことができる。
 
画像認識技術を活用してAIが危険を感知する

 発売後も、全ユーザーが体験した危機状況の映像やデータをクラウドに集めてAIの追加学習を続け、予測精度と予測速度を上げていく予定だ。

 量産に向けては、シャープが16年12月8日に開始したIoTベンチャー企業向けの量産支援サービス「量産アクセラレーションプログラム」を活用する。また、AIについては、17年10月に米NVIDA社の国際的AIスタートアップ支援プログラム「NVIDIA INCEPTION PROGRAM」を活用して開発を進める。