「仕事が多すぎて、人が足りなくて困っている」。昨年1月に中国に赴任した直後、ある日系ITベンダーから、このような声を聞きしました。この方が話すのは、中国での製造業のIT投資について。製造業の強化を目指す中国の政策が背景にあり、製造業向けのビジネスを展開するほかの日系ITベンダーにも、波及効果をもたらしていたようです。

 みずほ銀行と中国現地法人のみずほ銀行(中国)は先月、中国江蘇省蘇州市の地元政府と、スマート製造産業パークへの日系企業の誘致などで協力する内容の覚書を結びました。現地でみずほの方に話を聞くと、今回のような規模の覚書は「久しぶり」だそうです。

 「スマート製造」が注目されている中国では、製造業のIT投資には一定の期待感があります。しかし、米中貿易摩擦などの不安要素があるのも事実。今年もIT投資が続くかどうか、しっかりと注目していこうと思います。(上海支局 齋藤秀平)

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