【記者のひとこと】どこでもドア

コラム

2019/02/20 10:00

 SF映画やアニメによく登場するテレポーテーション(瞬間移動)。ドラえもんのひみつ道具「どこでもドア」もテレポーテーションの一種ですよね。私は月に1回は真剣にどこでもドアが欲しい!と考えてしまいます。移動時間がなくなれば、こことあそこ、会見をかけ持ちできるのに、と。

 物のテレポートテーションは3Dプリンターで実現しつつあるといわれています。物を移動するのではなく、必要なところで作ることで解決できるそうです。HPもこの発想で3Dプリンターの拡販を強化しています。

 これまで保守パーツなどは工場で大量に作り、必要なところに届けていました。すると発送コスト、届くまでのタイムロス、過剰在庫といった課題が発生していました。ですが、必要なパーツを必要な場所で必要なだけで作ることができればこれらの課題が一気に解決します。HPではパーツの在庫管理、パーツの金型の管理なども削減することができたそうです。

 3Dプリンターにより物の移動が実現できそうですが、人や生き物の移動はまだまだ先の話。そのため、私は今日も「どこでもドアがあればなあ」とぼやいています。(山下彰子)

【関連記事はこちら】
成長分野の3Dプリンティング事業 適用範囲を広げ導入事例が増加 年内にフルカラー、20年に金属対応機投入へ――日本HP
法人向けPCセキュリティ強化を本格化――日本HP
<BCN CONFERENCE OSAKA デジタル革命最前線>日本HP スマートオフィス化の実現へ
日本HP、Windows Mixed Realityに対応したヘッドセット