AI(人工知能)の活用が急ピッチで進む中、AI学習の計算量が3.5カ月で2倍になる勢いで増えているとNTTデータはみています。18カ月で処理能力が倍増するといわれていた「ムーアの法則」ですら、AI需要に追いつかない様相。

 ムーアの法則自体も、集積回路の微細化技術の限界から頭打ち感が強まっています。そこで注目を集めるのが量子理論に基づく次世代アーキテクチャー――、いわゆる広義の量子コンピューターです。

 NECや富士通、日立製作所、IBMと大手コンピュータメーカーやスタートアップ企業がこぞって開発に力を入れています。現時点では限定的な用途でしか使えなかったり、そもそも処理能力が低かったりと課題はありますが、爆発的に増える計算需要に応え得る次世代アーキテクチャーが生まれる可能性は十分にありそうです。(安藤章司)

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