【記者のひとこと】高まる緊張感

コラム

2018/12/18 10:00

 この週末、中国人グループと一緒に計4人で観光に出かけました。帰宅後、SNSアプリのWeChat(ウィーチャット)で現地で撮影した写真を共有し、楽しいやりとりが始まりました。「この写真、よく撮れているね」と、やりとりの中で1人がほめたのは華為技術(ファーウェイ)のスマートフォンで撮った写真。彼はiPhoneの写真よりもきれいだと評価し、「次はファーウェイにしようかな」と話していました。

 ファーウェイを巡っては、今月に入ってからCFOの逮捕事件が起こり、米中の緊張感が一気に高まりました。5Gの市場からファーウェイを排除する動きもあり、予断を許さない状況が続いています。中国市場では、ファーウェイのスマホはシェア1位で、私の周りでは他社製品から乗り換える人が増えています。米中関係で今後、どのようなことが起こるかは分かりませんが、一般人の生活にまで影響が及ばないことを切に願います。(上海支局 齋藤秀平)

【関連記事はこちら】
広がるファーウェイ包囲網、米中の対立激化か
中国のスマホメーカー 高級機種でシェア拡大を狙う 継続的な需要に期待感
ファーウェイ、新型AIチップを発表、米国依存からの脱却を狙う
中国企業トップ500、民間IT関連企業はファーウェイが1位