物心ついたときから、私の中で「世界一のお金持ち」といえばマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏でした。幼い頃は何をしている人物かあまり分かっていないながらも、どこで聞いて知ったのか、そのイメージだけは持ち続けていました。

 しかし、その“常識”が今年、変わりました。米フォーブス誌が3月に発表した世界長者番付で、アマゾン・ドット・コムの創業者でCEOのジェフ・ベゾス氏がゲイツ氏を抜いて初の1位になりました。さらに、10月3日(現地時間)に発表した2018年の米長者番付でもベゾス氏が首位につきました。これまで24年間首位だったというゲイツ氏(2位)の資産保有額970億ドルを上回り、ベゾス氏は1600億ドルでした。ベゾス氏の資産は、株価の上昇により昨年から785億ドル増加したといいます。

 「GAFA」と呼ばれるプラットフォーマーの一社であり、常識を打ち破るような新しい取り組みで、日頃から同社に関する話題はビジネス界を賑わせています。今回、「世界一のお金持ち」の常識を変えたベゾス氏とアマゾン。IT業界では特にクラウドサービスの「Amazon Web Services(AWS)」が身近ですが、この先、同社の歩む「ビジネスの最先端」をみることが、一消費者としても楽しみです。(前田幸慧)

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