自宅近くの商業施設に、自動販売機があります。上部に「人工知能自動販売機」の文字が書いてあるものの、一見、変わった様子はありません。試しに買い物をしてみると、ほかの自販機との違いに気づきました。一番の特徴は決済方法。手のひらの静脈で認証して支払いをする仕組みになっていました。

 中国では、QRコードを使ったモバイル決済が定着し、店舗や個人間の送金などに使われています。最近は、モバイル決済だけでなく、静脈や顔で認証する決済方法も開発され、スーパーなどで導入されています。

 近所の自販機を開発したのは、上海市のAI企業・深蘭科技(ディープブルーテクノロジー)で、自販機のほかにAI技術を活用したロボットなどを手掛けています。日本での事業展開も計画しており、これから話題になるかもしれません。(上海支局 齋藤秀平)

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