【記者のひとこと】「父」から「先生」に

コラム

2018/09/18 10:00

 中国でインターネット通販といえば、アリババが最大の規模を誇っています。ネット通販の大規模なセールとなった昨年の「独身の日」(11月11日)には、1日で2兆円以上の売上高を記録したことが話題になりました。

 アリババは1999年に創業し、時価総額で世界トップクラスの大企業になっています。ネット通販以外にも、モバイル決済やクラウドなどのサービスを提供し、日系企業とも連携しています。

 創業者の馬雲会長は、カリスマ経営者として有名。中国のインターネットサービスの発展に貢献したことから、中国国内での愛称は「お父さん」です。その馬会長が今月10日、1年後の引退を表明しました。引退後は、もといた教育界に復帰するそうです。ネット上では、すでに「馬先生」と新しい愛称で呼ばれ、今後の活躍が期待されています。
(上海支局 齋藤秀平)

【関連記事はこちら】
アリババの馬会長が1年後に退任、後任は張CEO
アリババ馬会長の「手紙」、会長交代は「10年かけて準備」
アリババ馬会長の退任、中国国内の反応は?
アリババの4~6月期売上高は前年同期比161%、クラウドとリテールが好調