【記者のひとこと】志の高い事業部門との接点を増やせ

コラム

2018/07/26 10:00

 野村不動産は事業部門が主導して、業務システムの導入を進めています。同社の賃貸事業部門では、売り上げや利益を伸ばすことに直結する業務に人的リソースを集約させる狙いから、事務作業の徹底的な効率化、自動化を目指しています。

 効率化、自動化の仕組みとして選定したのが、業務自動化に力に入れているワークスアプリケーションズの人工知能型ERPパッケージ「HUE」。間接的な事務作業はとことん効率化、自動化したいという要望に合致したのが、選定の理由だそうです。

 近年では、事業部門が売り上げや利益を最大化するため、自分たちが主導して情報システムを選定するケースが増えています。ITベンダーにとってみると、こうした高い志をもった事業部門と営業的な接点を増やすことが、受注増に向けてより重要になってくるといえそうです。(安藤章司)

【関連記事はこちら】
野村不動産のシステム刷新プロジェクト 現場主導で業務改革に乗り出す
HUEで100億円の売り上げ規模に――ワークスアプリケーションズ
透き通るカリブ海が「前へ進め」と背中を押す
ワークスアプリとサイバーダイン、サイバニクスとAIによるシステム開発で提携
シェアエコ1兆円市場を取り込む――野村総合研究所
DXに大きな成長可能性を見出す