【記者のひとこと】縁の下の力持ち

コラム

2018/06/12 10:00

 中国で技術革新の中心地といえば、広東省深セン市が有名です。スタートアップ企業が集中し、「中国のシリコンバレー」と言われることもあります。実際に訪問してみると、世界最大級の電気街には電子部品がずらりと並び、なかには初めて見るような製品も。見ているだけでわくわくします。

 現地では、官民でスタートアップ企業を支える仕組みが充実しています。Seeed Technologyは代表的な支援企業で、部品の販売や試作品の製造などで起業家の夢を後押ししています。同社は昨年、愛知県名古屋市に日本オフィスを開設しました。同社の幹部は、日本の状況について「爆弾がはじける前の状態だ」と表現し、日本の可能性に大きな期待を寄せています。(上海支局 齋藤秀平)

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