中国は外資の通信キャリアにとって課題の多い国。なぜなら、規制によって、通信サービスを販売することができません。そのため、各社はSIサービスを主軸に事業を形成。ある日系通信キャリアの幹部は、「中国では何の力もない」と漏らします。

 しかし、状況が好転する可能性が浮上。中国工業情報化部はこのほど、MVNO(仮想移動体通信事業者)制度の本格運用にあたって、外資企業へのライセンス申請を認める方針を初めて示しました。近年、外資への市場開放を進めると声高にアピールしていた中国政府ですが、それを具現化する方針が通信分野で提示されたことは評価に値します。

 ただし、外資によるライセンスの申請自体は認められても、本当に認可してくれるのかは別の問題。この点については、有識者の間で疑問視する意見が出ています。(上海支局 真鍋武)


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