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楽天モバイルがサービスエリア拡大予定を更新 21年2月末で一気に広がる?

 楽天モバイルは、12月10日に楽天モバイル(4G)のサービスエリアマップを更新した。ラジオボタンにチェックを入れると「現在/2021年2月末/21年春以降」のそれぞれの時点での楽天回線エリア・楽天回線拡大予定エリア・パートナー回線エリア(au回線エリア)が分かる。

現在の楽天モバイルのサービスエリア(東日本・中部・関西・東北の一部)

 楽天モバイル唯一のプラン「Rakuten UN-LIMIT V」は、次世代通信規格の5Gも4G(楽天回線・パートナー回線)も同一料金で利用可能だが、5Gエリアはごく少なく、4Gがメイン。20年10月以降、東京・大阪・奈良の一部エリアで、KDDIのローミングサービスが順次終了するため、今後は自社回線が主力となる。
 
Rakuten UN-LIMIT Vの実施中のキャンペーン

 10月16日掲載記事(https://www.bcnretail.com/market/detail/20201016_195621.html)と本記事の内容は一部異なっている。12月10日更新分で、現在の提供エリア、21年春以降の楽天回線拡大予定エリアが大幅に変わったからだ。

 現時点で、東京23区、東京都小平市や西東京市など東京市部の一部、埼玉県さいたま市・川口市・戸田市、神奈川県横浜市・川崎市の東京寄りは自社回線エリア。東京都心部を中心に弧を描くように、対応エリアが広がっている。
 
2020年12月10日更新:現在の楽天モバイルのサービスエリア(首都圏広域)

 さらに、パートナー回線エリアを挟み、神奈川県相模原市・平塚市・小田原市の一部、埼玉県入間市なども自社回線に対応し、21年2月末以降は東京都立川市・東村山市・昭島市など、埼玉県飯能市・鶴ヶ島市・坂戸市なども対応予定。ただし、商業地としてにぎわう町田駅、相模大野駅周辺は、21年2月末時点ではパートナー回線エリアで、21年春以降でようやく対応予定エリアに入る。
 
2020年12月10日更新:21年2月末の楽天モバイルのサービスエリア(首都圏)
 
2020年12月10日更新:21年春以降の楽天モバイルのサービスエリア(首都圏)

 楽天モバイルのサービスエリアマップを見ていると、21年2月末時点の「楽天回線エリア(濃いピンク)」と「楽天回線拡大予定エリア(紫)」の差はどこに起因するのか、単純に基地局設置の問題だけなのか、非常に気にかかる。楽天回線拡大予定エリアの対応前倒しに期待したい。(BCN・嵯峨野 芙美)