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パナソニックとアイリスオーヤマの戦いが大詰め、LED電球の年間シェア争い

 年末の大掃除需要で沸くLED電球市場で、今年もパナソニックアイリスオーヤマの激しいバトルが繰り広げられている。全国の主要家電量販店ネットショップPOSデータを集計した「BCNランキング」で年間販売台数No.1ベンダーを称える「BCN AWARD 2019(2018年1月1日~12月31日)」では、アイリスオーヤマが初のトップに輝いたのだが、今年は1月1日~12月15日時点でパナソニックが30.6%で再び首位に立っている。追う立場のアイリスオーヤマは29.8%で、わずか0.8ポイント差。2社の戦いは、大詰めを迎えている。


 19年1~11月のメーカー別販売台数シェアの推移を見ても、パナソニックアイリスオーヤマの2社は首位奪還を繰り返している。パナソニックが1位だった月は、1月、2月、3月、6月、7月、8月、9月の7カ月。そのほかの月は、アイリスオーヤマに奪われた。

 19年1~6月の上半期は、パナソニックが31.7%でシェアトップを制し、アイリスオーヤマが30.3%だった。ところが、9月以降は再びアイリスオーヤマが息を吹き返して11月単月で30.9%のトップとなり、パナソニックが27.7%だった。
 

 さらに、19年1~11月までのシリーズ別トップ10の販売台数シェアを見ると、1~4位はアイリスオーヤマが占めて、パナソニックが5位、8位、9位、10位に入っている。このことからも、さまざまなラインアップでパナソニックが激しい戦いを仕掛けている様子が伝わる。
 

 果たして、残り半月で年間シェアの攻防はどうなるのか。年間需要のピークとなる大掃除シーズンだけに、両社ともに気の抜けない展開が続く。最終結果は、年明けの1月中旬に発表予定のBCN AWARDで明らかになる。(BCN・細田 立圭志)