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「iPhone 8」が席巻、2018年(暫定)年間スマホ販売台数ランキング

 1年前の2017年12月、ワイモバイルとUQモバイル、KDDI(au)は、前倒しで学割キャンペーンをスタート。ドコモも追随し、例年より一足早く、年末から春商戦が始まった。今年もワイモバイルは12月5日、ソフトバンクは12月21日、他社は12月1日から、それぞれ学割キャンペーンを開始している。

去年に引き続き、今年も前倒しで12月中にスタート

およそ4台に1台、「iPhone 8」の人気続く SIMフリーも一時25%を突破

 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」の日次データをもとに、キャリア、容量を合算したシリーズ別集計で、スマートフォンの2018年1月1日~12月16日までの累計販売台数を「2018年(暫定)スマホ販売台数ランキング」(従来型携帯電話は含まない)とすると、期間中、最も多く売れた暫定1位はドコモ、au、ソフトバンクが取り扱うAppleの「iPhone 8」で、スマホ全体の約4分の1、25.4%を占めた。
 

 キャリア、容量ごとに別々に集計した機種別ランキングでは、au、ソフトバンクを抑え、ドコモの「iPhone 8」がトップを獲得。4位はSIMフリースマホの「HUAWEI P10 lite」、5位はその後継機種「HUAWEI P20 lite」だった。一時期、2割を超え、18年7月には25.9%に達したSIMフリースマホの構成比は10月17.6%、11月16.7%と、拡大に足踏みがかかった状態だ。
 

 キャリア別シェアは、ドコモ25.4%、au24.3%、ソフトバンク21.5%、ワイモバイル9.6%。また、iPhoneに限ると、ドコモ26.0%、au30.9%、ソフトバンク30.8%、ワイモバイル8.2%となり、auとソフトバンクのシェアが拡大する。
 

 例年、秋冬~春モデルは10月~翌年2月、夏モデルは一部は5月中、多くは6月~8月に発売になる。もし、最新機種の「iPhone XS Max/XS/XR」が高すぎて手が出ないと感じているなら、型落ちとなったiPhone旧機種や、シーズンごとに登場するAndroidスマートフォンに注目だ。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。